なんでかぼちゃと柚子?!冬至とは
みなさん、こんにちは!
気付けばもう12月も残りわずかとなりました!
明後日、12月22日水曜日は冬至です。
あったかいお風呂に浸かって、体調を整えつつ
今年も最後まで乗り切っていきましょう!

さて、前述しましたがまもなく冬至を迎えます。
だけど、そもそも冬至って何?
なんで冬至ではかぼちゃを食べて柚子湯に入るの?
と、思いませんか?
今回のママ職ブログでは、ちょうど冬至間近!ということで
そんな素朴な疑問にスポットを当ててみたいと思います!
●二十四節気のうちのひとつ
ご存知の方も多いと思いますが
冬至とは、二十四節気のひとつで、1年の内で一番夜が長い日です。
毎年日付は変わりますが、だいたい21日か22日ですね。
そして実は、『冬至』というのはその日だけではなくて
期間があるのです!

そもそも、二十四節気というのは四季それぞれの期間を
さらに6つに分けたものです。
今でも、春分、夏至、秋分…といったものを聞きますよね。
それぞれが、二十四節気のひとつです。
ひとつの節期はだいたい15日ほどです。
なので、冬至も次の『小寒』までの15日ほど、
カレンダーで言うと1月5日くらいまでが『冬至』なのです。
ただ、現在の暦では、この期間の1日目のみを指していうので
12月21日頃が冬至となるのです。
●運気アップのかぼちゃ
かぼちゃの収穫期は夏です。
ではなぜ冬至に食べるのでしょうか。
実は、かぼちゃは夏に収穫しますが追熟することで
甘さも栄養価もアップするのです。
もちろん、夏のかぼちゃも美味しいのですが
栄養的には秋以降が良いのだそうです。

冬至にかぼちゃを食べる、というのは
江戸時代頃に根付いた習慣なのですが
冬に栄養価のあるものを食べることで
風邪をひきにくくするという理にかなったものなのです。
また、中国で冬至は『一陽来復(いちようらいふく)』と言い
ここから少しずつ日が長くなっていくので
太陽の始まりの日とされています。
その日に、運気アップするものを食べて
より運を上昇させるのです。
『運』から『ん』のつく食べ物の縁起がいいということで
『冬の七種(ななくさ)』と言われている
なんきん(かぼちゃ)・れんこん・にんじん
ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどん(うどん)
を食べると、運が倍になると言われていますよ。
●柚子湯は語呂合わせ?
さて、冬至と言えばもうひとつが『柚子湯』ですよね!
かぼちゃと同じように、運をアップさせるためのひとつで
禊のために、香りが強い柚子で邪気を払うのだそうです。
柚子の黄色から金色=金運アップを願う方もいるとか。

そしてもうひとつ、面白い話があります。
冬至の柚子湯は
冬至=湯治(お湯に浸かって病気を治す)というものと
柚子=融通が利くようにという願いを込めての語呂合わせだそうですよ。
とはいえ、科学的にも柚子湯の健康効果は証明されています。
例えば、柚子には血行促進や身体を温めたり
ビタミンCやクエン酸での、保湿や美肌効果も確認されているのです。
ただ、しぼり汁などを入れると、敏感肌の人はピリピリしたり
かゆみが出てしまうこともあるようですので
そういう方は無理せずに、様子を見ながら入浴してくださいね!
●まだまだ知らない冬至のアレコレ
もともと、二十四節気というものは中国が発祥です。
というものの、実は世界各地で冬至をお祝いする風習があります。
二十四節気発祥の地、中国では
冬至に家族で餃子や、団子を食べる風習があります。
また、韓国では小豆粥を食べます。
小豆の赤は、魔よけ・厄除けの意味もあるのでピッタリですね。
日本でも、かぼちゃと一緒に煮た『いとこ煮』を食べる地域もありますよね。

アジア圏だけではありません。
北欧では、冬至をユールといい
ビールを飲み豚肉(ハム)を食べるのだそうです。
現代ではクリスマスと一緒になっていることが多いそうですが
ユールは北欧で昔から冬至の頃に行われていたお祭りなのです。
いかがでしたか?
昔からの言い伝えとして、
『冬至にかぼちゃを食べて柚子湯に入ると風邪をひかない』
といわれていましたが、ちゃんと理由があり
科学的にも証明されていることにビックリですよね。

今年の冬至はぜひ、家族でかぼちゃを食べて柚子湯に入り
一年間の無病息災を願いましょう!
【参考】
Comments