ギリシア神話とみる星空のススメ
みなさん、こんにちは!
突然ですが今日、11月8日が何の日かわかりますか?
『いい歯』の日だそうです。
が、実は『いい肌』の日でもあるそうですよ!
これから、寒くなってくるので歯はもちろん
肌もしっかりお手入れしていきたいですね。
さて、どんどん寒くなってくると
それこそ肌は乾燥するし、風邪もひきやすくなるからいやだなぁと
思っている方もいるのではないでしょうか。
でも、悪いことばかりではありません。
寒くなってくると、星が見やすくなります。
そこで、今回はただ星空を見上げるだけではなく
それにまつわるギリシア神話と合わせてご紹介します!
●冬は夜空を見上げよう!
ところで、なぜ寒い時期は夜空が見やすくなるのでしょうか。
ひとつは、空気が乾燥していること。
これは、水蒸気(湿気)が多いと景色が霞んで見えてしまうのだそうです。
そのため冬は、湿度が低く空気が乾燥しているので
遠くの景色が良く見えやすいのです。
そして、何より冬は夜の時間が長いですよね!
日が暮れるのが早いので、星を観察する時間もたっぷりあるのです。
●星座はいつつくられたの?
星座、と言えば星占いで使われている12星座が有名ですよね。
でもこの星座、いつ頃作られたのでしょうか?
実は、その歴史はかなり古く旧石器時代の洞窟壁画にも
星を観察して描いている痕跡があるのだそうです!
明るく光る星をつなぎ、そこに何らかを見立てることで
星の観察をよりしやすくしていたのだと考えられています。
ですが、星座の始まりというのは実はまだはっきりわかっていないのです。
ちなみに日本では明治初期ごろまで、『星宿』という
中国で作られた星座を使っていたんですよ!
●星座はいくつあるのか?
では、そんな昔から世界各地で星座の観察がされていましたが
星座はいくつあると思いますか?
実は、一時期130もの星座があったのだそうです!
前述した通り、紀元前から観察されていた星空ですので
中世から近世にかけて、学者たちが
新しい星座を作るのがブームになった時代があるのだそうですよ。
ただ、さすがに新しい星座が出来すぎて
混乱が起きてしまったため、整理されることになり、
20世紀になって88個へ統一されました。
●これから見られる有名な星座
まず、有名な12星座をご紹介しましょう。
こちらは、黄道という太陽の通り道にかかっている星座で
『黄道12星座』といい、星占いにも使われているものです。
星占いで使っているので、ついつい誕生月に
その星座が見られると思いがちですが実は違います。
詳しくは、占星術の話になるので割愛しますが
簡単に言うと誕生日の日に太陽と同じところに
位置していた星座が該当するのだそうですよ。
さて、そんな12星座ですが9~11月頃は
やぎ座、みずがめ座、うお座、おひつじ座が見られます。
他にも、カシオペヤ座、アンドロメダ座など
聞いたことがある星座も見られますよ。
12~2月頃にかけてはおうし座、ふたご座。
オリオン座はリボンの形で見つけやすいので
知っているお子さんも多いのではないでしょうか。
他にも、おおいぬ座、こいぬ座といった星座も見られます。
●神話で見る星座
それでは、実際に見える星座の神話をご紹介します。
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ある時、川岸で神々の宴がありました。
そこで、陽気な森と羊飼いの神パンも出席し
得意の笛を吹いたりしながらその宴を楽しんでおりました。
ところが、そこに怪物が乱入するのです。
神々は大慌てで逃げました。
その時に、パンは魚の姿になり逃げようとしたのですが
慌てて上半身はヤギ、下半身は魚の姿となり逃げたのです。
その姿が面白いと、全知全能の神ゼウスにより
やぎ座となったということです。
ちなみに、同じ宴に出席していた
美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)と
その息子エロス(キューピッド)は、魚の姿になり
離れないようお互いの尾にリボンを巻いて逃げました。
その姿がうお座の姿になったそうです。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
やぎ座もうお座も、ご紹介した通り秋に見られる星座です。
南西のあたりにやぎ座が
南東のあたりにうお座が見えますが
あまり明るいわけではなく、
ちょっと地味な星々なので、都会では見辛いかもしれません。
お出かけの際に探してみるというのもいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回は秋に見られる星座をご紹介しましたが
当然、星座は一年中、様々なものが見られます。
そして、どの星座にも神話があります。
星空を眺めながら、そうした神話と合わせて見ると
楽しく星を眺められますよ。
温かくして、ぜひ夜空を見上げてみてくださいね。
【参考】
●星座図鑑
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