二十四節気を生活に取り入れよう
みなさん、こんにちは!
5月5日はこどもの日、端午の節句がありました。
みなさんはどのようにお過ごしになりましたか?
男の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈る行事です。
こいのぼりの歌や、せいくらべ(柱の傷はおととしの~)などがありますね。
3月は桃の節句として、女の子の誕生を祝う行事があります。
こういった暦に関してもう少し詳しく知って、生活に活かしてみませんか?
せっかく日本に生まれきたのだから、
四季という季節の移り変わりや暦を楽しむことを
是非お子さんと一緒に楽しみましょう。
暦のことって、なんとなくは知っているけれど、
詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
今日は、二十四節気という暦についてお伝えします。
是非生活に取り入れていただき、
日本人として生まれてよかった!と感じていただければと思います。
★二十四節季って?
二十四節気というのは、にじゅうしせっきと読みます。
聞きなれないかもしれませんが、
二十四節気の中には、「立春」「春分」「夏至」などがあります。
なんとなく知っているという方も多いのではないでしょうか。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、
さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と
「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。
それぞれの意味などを知ると、とても奥深く、
日本の四季は美しいのだなと改めて感じることが出来るかと思います。
少しだけかいつまんでお伝えしていこうと思います。
春は、立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨という節気があります。
立春は聞いたことがあるという方も多いかと思います。
春の節気の中で注目していただきたいのは、「雨水」です。
この日にお雛様を出すと、良縁に恵まれると言われています。
毎年の二十四節気は調べればわかります。
筆者の第二子は女子なので、
何があってもこの雨水の日に必死にお雛様を出しています(笑)
これからの季節ですと、夏の夏至があります。
夏至というのは一年の中で太陽がもっとも北に来て、
昼の時間が長くなる期間です。
夕方18時を過ぎてもまだまだ明るいです。
逆に冬至は一番昼の時間が短くなる(夜の時間が長くなる)ので
16時過ぎると真っ暗になりますね。
こういったことでも季節を感じることが出来るわけです。
★ 食べ物や、空気を感じながら二十四節気を楽しもう
夏至は、関西では
「タコの足の吸盤のように稲がしっかり根付くように」という想いを込め、
タコ飯を食べるそうです。
冬至は柚子湯に入ったり、「ん」がつく(運がつく)食べ物を食べたりします。
こんなことを伝えながら、食べ物を頂いたり、お風呂に入ったりすることで、
季節を感じることが出来ます。
5月~6月にかけては、
立夏(夏の始まり)~
小満(万物が勢いよく成長して、天地に生気が満ちる、気持ちのいい季節)と
過ごしやすい季節がやってきます。
これを過ぎると、梅雨に入ります。
梅雨というのは二十四節気には入っていなくて、
入梅というのは季節の移り変わりの目安となる雑節としてあります。
この入梅は、夏の二十四節気の三番目、
芒種の後の壬(みずのえ)の日とされており、
梅雨はそれから31日間とされています。
ちなみに、今年2024年の芒種は6月5日、入梅は6月10日です。
天気予報やニュースなどで、いつ梅雨入りしたのか?だったり、
梅雨明けはいつ?というのを耳にすることもあると思いますが、
暦を読み、あぁもうこの季節なのだな、
と肌感覚で季節を味わってみるのも良いと思います。
暦を読んでいくと、
昔の人々が大切にしていた四季折々が見えてきませんか。
子どもと一緒に、今日は〇〇だからこんなものを食べるんだよ、
暖かくなってきたね、〇〇の花が咲く季節だね、
と会話を広げていくのも素敵ですね。
いかがでしたか?
四季の美しい国、日本。
是非、暦から味わってみてください。
普段見ている景色や気候が、
少しプラスオンされて、見えるのではないでしょうか。
日が長くなってきたね、まだ18時なのに明るいね、というところから始まり、
じゃあ一番日が長い日はいつだか調べてみようか、と
肌感覚で感じた学びというのは
一生もので、記憶に残っていきます。
どうせするなら体感して覚えていく勉強を
季節を通じて楽しく学べるといいですね。
出典:
日本の暦 『二十四節気とは』
マイナビ保育士 『夏至の意味とは?夏至の風習・子どもと楽しく過ごす際のアイデア』
一般社団法人 和食文化国民会議 『芒種(6月5日)』
一般社団法人 和食文化国民会議 『入梅(6月10日)』
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