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最近耳にする『ダイバーシティー』って何?

皆さん、こんにちは!

梅雨も本格的になってきましたね。今年は短期集中型の梅雨と言われています。

強い雨が降ることがあるそうなので、気象情報には注意しておきたいですね。

さて、今回のブログですが『ダイバーシティー』についてお伝えしていこうかと思います。

最近良く耳にするようになってきた『ダイバーシティー』。

皆さんは、ご存知でしょうか?

ショッピングモールじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実際、東京のお台場に同じ名前のショッピングモールがあるので混乱される方も多い

と思いますが、今回はそちらのダイバーシティーではありません。

ダイバーシティー(diversity)とは「多様性」「相違点」を指す英語です。

朝日新聞朝刊に掲載された記事によりますと

『ダイバーシティーとは「多様性」を指す英語。

性別や国籍、年齢などを問わずに多様な人材を活用することで生産性を上げ、

企業の成長と個人の幸せを同時に目指す概念。60~70年代に米国で生まれた。

国内では、数年前から企業の人事管理部門が注目、執と専門部署を立ち上げている。

05年施行の「次世代育成支援対策推進没に基づき、今年度から子育て支援に積極的

な企業に「くるみん」と呼ばれる認定マークを付与するなど、行政も後押しする。』

(2008-10-10 朝日新聞 朝刊 生活1)/出典 朝日新聞掲載「キーワード」

と、書かれています。

それでは、実際にどのような取り組みがされているのでしょうか。

日本の企業経営でのダイバーシティーは、女性活躍としてとらえられがちですが、

「多様性」という言葉が表す通り、本来は性別だけに関わらず、

人種・国籍・年齢は問わずに人材活用することを意味するのです。

もともと、日本では男性が働き、女性は家事をするという風潮が強いので、

女性活躍=ダイバーシティーと捉えられることが多いようです。

実際、経済産業省も東京証券取引所と共同で、2012年度よりダイバーシティーのひとつ

として女性活躍推進に優れた企業として「なでしこ銘柄」を選定・発表しています。

しかし近年では、女性活躍だけではありません。

外国人雇用が増えたり高齢者の雇用も増えてきたりしています。

そのためダイバーシティーも本来の意味に近く、企業が女性だけではなく雇用者の多様性を

求めている傾向にあります。

最近では、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の受け入れに

動き出した企業も増えてきているそうです。

また、在宅勤務やテレワークなどの働き方の多様性もダイバーシティーの一環として

考えられてきています。

様々な立場の人が、様々な形で働ける環境を作ること。

それが日本のダイバーシティーの目標なのです。

でも企業の経営は私たちにはあまり関係ないよね?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、ダイバーシティーはこれから私たちにもより身近になっていく

ことが考えられています。

東京都の小池知事が2020年、東京オリンピックに向けて

『新しい東京』を創るための政策を発表しました。

その中に「誰もがいきいきと生活できる、活躍できる都市」を目指すとして

ダイバーシティーが挙げられています。

小池都知事はダイバーシティーを

『誰もがいきいきと暮らせる、活躍できる、働ける、学べる、安心して子育てができる、

そして、誰に対しても温かく、優しい東京をつくります。』

と打ち出しています。

子育てという言葉が入っている通り、妊娠・出産・子育てに関してのサービスや

サポートの整備、保育サービスの充実、様々な支援体制の整備などが

挙げられています。

ダイバーシティーのひとつ、女性活躍推進については、

東京都は『東京都女性活躍推進大賞』というものを発表しています。

「全ての女性が意欲と能力に応じて多様な生き方が選択できる社会の実現に向け、

女性の活躍推進に取り組む企業や団体、個人を表彰しています。」

というテーマで審査され、認定された団体・個人が表彰されるのです。

ママ職代表山﨑恵も、平成29年度東京都女性活躍推進優秀賞を受賞しました。

こちらのブログを訪れている人の多くが、ママ職のことをご存知の方だと思いますが、

実際ママ職は子育てをしているママたちが、より働きやすいような環境づくりを

しています。

小池都知事の打ち出している「全ての女性が意欲と能力に応じて多様な生き方が

選択できる社会」に沿った、企業努力をしています。

また政府も厚生労働省が子育てサポート企業として一定の基準を満たした企業に

「くるみんマーク」を配布しています。

くるみんマーク認定された企業は平成30年3月末時点で、2,878社。

そしてより高い水準の取り組みを行っていると認定されたプラチナくるみんマーク認定

企業は平成30年3月末時点で、195社にもなります。

大手企業を中心に、様々な会社がこの取り組みに参加しており、

今後一層増えていくことが予想されます。

子育てをしている世代にとっては、嬉しい取り組みですよね。

しかし、これだけ私たちの身近に迫っている政策でありながら認知度は高くありません。

筆者の周りでも、「ダイバーシティーって知っている?」と聞くと、

「ショッピングモールでしょ?」と答える人が多く、説明をすると、

「ダイバーシティーって言葉だけは聞いたことあったけれど、

どんな取り組みをしているのかわからない」と言う人が多いのです。

これから東京オリンピックに向けて、

ますますダイバーシティーが求められていくことになると思います。

その時に、これらのことを少しでも知っておくだけで

私たちの生活をより豊かにすることが出来るのです。

最後に、今回の記事を書くにあたって参考にしたページをご紹介します。

政策と考えてしまうと少し敷居が高く感じられますが、

実は私たちの生活に密接していることばかりです。

これらのページもわかりやすいので、ぜひご覧になってみて下さいね。

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