女の子のための日!10月11日は「国際ガールズ・デー」
みなさん、こんにちは!
気付いたらいつの間にか、空が高くなっていました。
秋に運動会を開催する学校などは、そろそろ本番を迎えるころでしょうか。
良いお天気で、楽しく運動会を迎えたいですね!
(YY&Lさんによる写真ACからの写真)
さて、今回のママ職ブログは世界の女の子たちについて考えます。
毎年、10月11日は『国際ガールズ・デー』です。
知らない人も多いですよね?
日本ではニュースなどでもあまり取り上げられることがありませんが、
国連が定める国際デーのひとつなのです。
以前、ママ職ブログで『世界の子どもを救え!フォスターチャイルドって何?』という記事をあげていますが、
こちらの記事内でも取り上げた通り、世界には苦しい生活を強いられている子ども達が沢山います。
その中でも、特に女児は扱いが酷く、教育を受けさせてもらえない、
望まない結婚を強いられるといったような扱いを受けていることが多いのです。
しかし、日本で暮らしている人の多くは、「女児の扱いが酷い」と聞いても
あまりピンとこないことが多いかもしれません。
2015年、ノルウェーで12歳の少女テアちゃんがブログをはじめました。
タイトルは『テアのウェディングブログ』
学校に普通に通っていた女の子、テアちゃんはある日お母さんに「結婚しなさい」と言われ
37歳の男性、ゲイルと結婚することが決定されていたのです。
初めは、指輪を買ってもらったり、ドレスを用意したり
学校に行かなくていいと言われて、嬉しそうだったテアちゃんですが
父親ほどの年齢の男性との結婚に、徐々に不安や戸惑いを抱き始めます。
結婚するのが嫌だと泣いて訴えても、怒られるだけ。
そのまま、どんどん笑顔を失くし、元気もないウエディングドレスをまとった12歳の花嫁は
そのまま結婚式当日を迎えるのです。
え?!ノルウェーでそんなことがあるの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実はこのテアちゃんは実際には存在しません (演じていた女の子は実在します)
この、ブログと結婚式までの一連の流れは望まない結婚を強いられるということを知ってもらうために、
企画されたキャンペーンのひとつなのです。
この、テアちゃんのブログがノルウェー社会に広まることにより、
多くの人が警察や児童保護センターなどへ連絡を入れ
結婚式当日には、「児童婚NO!」の反対デモに参加した人々が集まったそうです。
テアちゃんの件はキャンペーンのひとつでしたが、
このようなことが、いまだに行われている国が沢山あるのです。
自分自身や、大切な家族、身近な子ども達に置き換えて考えてみるとゾッとしますよね。
それでも、無くならないのはそうした考え方が深く根付いてしまっているからなのです。
望まない結婚を強いられた女の子の母もまた、そうして結婚させられているからです。
実は、日本もいまだに性差別のある国です。
日本で生まれ育った多くの人たちから見れば、あまり気にならないようなことでも
海外の人から見れば性差別に当たることも多々あるのです。
日本では昔から、いまだに「男は男らしく、女は女らしく」という意識が根付いています。
そのため、家事育児をするのは女性で、男性は仕事をするという家庭がいまだに多いですよね。
一昔前よりはましになった、とはいえ、実は世界レベルで見たらまだまだ遅れているのが現状なのです。
「Because I am a Girl(女の子だから)」
この言葉の後に続くのは、どんな言葉でしょう?
世界では、
女の子だから、病気やけがをしても、我慢しなくちゃいけない。
女の子だから、生きられなくても仕方ない。
女の子だから、学校に行かなくてもいい。
こんな言葉を投げかけられている、女の子たちがいます。
国際ガールズ・デーをきっかけに、世界の、日本の、そして身近な性差別を考えてみませんか?
女の子だから、男の子だからという言葉に縛られず、子ども達の世代は
今よりもっとのびのびと、自由な世界を生きていってもらいたいですね。