日本でも注目!イエナプラン教育とは
みなさん、こんにちは!
今年も残りあと2ヶ月となりました。
2020年度からは小学生の新学習指導要領が導入されることもあり、
来年からは日本の教育もどんどん変化していきますね。
突然ですが、みなさんは「イエナプラン教育」という言葉を聞いたことがありますか?
イエナプラン教育はオランダで普及している教育です。
日本でも今年の4月に長野県佐久穂町に
日本初のイエナプラン校「大日向小学校」が開校したことにより、注目を浴びています。
今回は最近日本でも注目され始めた「イエナプラン教育」についてご紹介致します。
「イエナプラン教育」とは?
イエナプラン教育はドイツで生まれた教育方法ですが、最も広まったのはオランダです。
オランダ国内には約220校ものイエナプラン小学校があります。
イエナプラン教育には自分の良さや弱みだけでなく他者の良さを認め、
社会で協働して活動できる大人を育てるという狙いがあります。
一人ひとりの個性を大切にし、自主性を育む教育法として世界的に注目されています。
「イエナプラン教育」の特徴
ではイエナプラン教育にはどのような特徴があるのでしょうか?
代表的な特徴をご紹介いたします。
異なった年齢のクラス編成
イエナプラン教育では、異なった年齢の子供達が一緒に学びます。
基本的に4~6歳、6~9歳、9~12歳の3つのグループに分かれており、
子供達は3年間を同じ教室で同じグループリーダーと呼ばれる先生の下で過ごします。
勉強で分からないところを教えあったり、みんなで課題をこなすことで協働の精神を学びます。
4つの基本活動
学校では、「会話、遊び、仕事(学習)、催し」という4つの基本活動を循環的に行います。
日本の教育のように科目ごとの時間割はなく、1週間の時間割を子供自身が作成します。
自分自身で作成した時間割をこなすことで責任感が生まれます。
ワールドオリエンテーション
教科の区別を無くした総合学習を行います。
学校全体で決めたテーマについて、グループごとに話し合い、答えを出すために計画的に学習します。
これにより子供達は「学ぶことを学ぶ」ということが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ日本でイエナプラン教育を取り入れている学校はほんのわずかです。
しかし、この教育法の考え方などは子育てにも取り入れることができるものだと思います。
ぜひご家庭で子供の自主性を育むためのヒントにしてみてはいかがでしょうか?