人生100年時代…子どもの人生設計はどう変わる?

みなさん、こんにちは!


一昨日、5月21日は二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」でした。


小満とは、小さな生命が世界に満ち満ちていく時期のことで、


太陽の光を浴び、万物がすくすくと成長していく季節なのだそう。


梅雨入り前の貴重な晴れ間には、


自然の生命力を感じに外へ出かけるのも良いですね!


(みっくすさんによる写真ACからの写真)


ところで、この時期によく見かけるテントウムシ、


実は、卵からふ化して一生を終えるまでの平均寿命が、


たったの2~3か月しかないことをご存知でしょうか?


それゆえ、1年の間に何世代もが命を繋ぐことになるのですが、


これは、虫の世界でも珍しいそうですよ。


一方、私たちの平均寿命といえば、今や男女ともに80年を超えています。


さらに近年では、「人生100年時代」という言葉も


よく見聞きするようになりましたよね。


けれど、「人生100年時代」なんて、本当に来るのでしょうか?


もしもそんな時代が来たとして、


私たちのこれからの生活に変化はあるのでしょうか?


ましてや、子どもたちのこれからの人生設計まで考えるとなると、


なかなか想像できませんよね。


そこで今回のママ職ブログでは、「人生100年時代」にスポットを当て、


その到来によって何がどう変わるのか、探っていきたいと思います!



★すでに「人生100年時代」は到来している?!


そもそも「人生100年時代」という言葉は、


2016年に発売された次の本の中で提唱された言葉です。


東洋経済新報社ホームページより)


『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』


(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著、池村千秋訳/東洋経済新報社)


同書では、先進国で生まれる子供の2人に1人が


100年以上生きる「人生100年時代」が到来すると予測されていて、


長寿化により変化する働き方や生き方について述べられています。


そしてその考え方は、世界中に大きな衝撃を与えました。


日本も例外ではなく、同書の考え方を受けて、2017年以降、


日本政府による「人生100年時代構想会議」が幾度も行われ、


多様な人生の再設計を可能とする社会を目指すこととされています。


また、内閣府の「令和3年版高齢社会白書」によれば、


日本人の平均寿命は今後もさらに延び続け、2065年には


男性84.95年、女性91.35年になると推定されています。


さらには、日本の2007年生まれの子どもの半数は107歳まで生きうる、


という推定も。


このように、高齢化率が世界で最も高い水準となっている日本は、


どの国よりも真っ先に「人生100年時代」を迎えることになるでしょう。


もしくは、もう到来していると言っても過言ではないかもしれません。


同書の著者リンダ・グラットン氏も日本語版の序文でそのことに触れ、


日本に「世界の先頭に立って欲しい」と述べたのだとか。


そう考えると、「人生100年時代」の現実味が増してきますね。


(nanairo125さんによる写真ACからの写真)


★今までのライフステージでは通用しない!!


これまでの日本では、人生が70~80年と想定されていたため、


【教育20年 → 仕事40年 → 老後10~20年】


という3つのステージからなる人生が一般的だったと思います。


では、このライフステージをそのまま、


人生が100年続くとして当てはめてみましょう。


【教育20年 → 仕事40年 → 老後40年】


【教育20年 → 仕事60~70年 → 老後10~20年】


【教育40年 → 仕事40年 → 老後10~20年】


…などとなりますが、どれも現実的ではありませんよね。


つまり、人生100年時代を生きるには、


これまでのライフステージにとらわれない、


多様な人生設計を模索する必要があるのです。


先に紹介した本の著者リンダ・グラットン氏は、


さまざまなステージを柔軟に組み替えながら、


自分らしい生き方を見つけていく「マルチステージ」という生き方へ


“ライフシフト” する(=生き方を変える)ことを提案しています。


「マルチステージ」の人生とは、20歳前後で社会に出て以降、


会社勤め、フリーランス、学び直し、副業・兼業、起業、ボランティア…


など、仕事一辺倒ではないさまざまなステージが存在し、


それらを並行・移行しながら生涯現役であり続けるという生き方です。


これからも変化し続けるであろう社会の中で、


私たちがより豊かな人生を送っていくためには、


どんな変化にも柔軟に対応できる「マルチステージ」が


必要不可欠となってくるのです。


(craftbeermaniaさんによる写真ACからの写真)


★変わりゆく「教育」「働き方」


それでは、人生100年時代におけるマルチステージと、


従来のライフステージとでは、具体的に何が違ってくるのでしょうか?


今回は、「教育」と「働き方」の変化についてご紹介したいと思います!


●教育の変化


これまでどおり、社会人になるまでの教育はもちろんのこと、


これからはさらに、生涯を通して常に学び続けることが重要になります。


今後は、テクノロジーの進化や労働市場の変化によって、


私たちに求められるスキルや知識もどんどん変わっていきます。


そんな中で、自身の市場価値を高めるために、学びは必須ですよね。


実際に政府では、幼児教育や高等教育の無償化のほか、


新たな知識やスキルを学ぶための「リカレント教育」の確立などに


すでに取り組んでいます。


ちなみに、「リカレント教育」については、以前のママ職ブログでも


取り上げていますので、ぜひ読み返してみてください!


(ママ職ブログ『働きながら学ぶ?!リカレント教育って何?』参照)


●働き方の変化


これまでのような定年の概念がなくなり、


パラレルキャリア(複数のキャリアの平行)や転職が当たり前になります。


「60代で定年退職してその後は年金生活」というのは、国の財政的にも


もはや現実的ではなく、これからの時代、


生涯1つの会社で勤めあげることは稀になると言われています。


さらに、複数のキャリアを並行したり、


2回・3回と転職してフィールドを変えたりしながら、


生涯にわたって社会参加を続けることが重要になってきます。



もちろん、すでにこのような生き方をしている方はいらっしゃいますが、


今後はより広く一般的になるものと考えられます。


(saki.zakiさんによる写真ACからの写真)


いかがでしたでしょうか。


100年という長い長い人生、ついネガティブに考えてしまいがちですが、


働き方や価値観が多様化することで、これまでよりも


自分らしく生きることの追求がしやすくなる、とも考えられます。


一度きりの人生、ポジティブに、より充実した時間を過ごしたいですよね♪


この機会にぜひ、ご自身やお子さんの人生設計について、


家族で語り合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?



≪参考≫


リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』


内閣府「令和3年版高齢社会白書」

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