私もやらないといけないの?教えて!確定申告!!
みなさん、こんにちは!
早いもので、2020年になってからひと月が過ぎようとしていますね。
今頃の時期から、2月ごろにかけて「確定申告しなくちゃ~!」という言葉もよく聞くようになってきますよね。
年末とはまた違う、年度末ならではの慌ただしさを感じる言葉だなぁなんて思ったりします。
(68designさんによる写真ACからの写真)
ところで、確定申告って名前は聞いたことあるけどいったい何なの?
今までやったことないけど私もやらなくちゃいけないの?
という不安に駆られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今更だけど、よく知らない確定申告。
今回はそんな確定申告についてお伝えしたいと思います!
確定申告とは1年間(その年の1月1日~12月31日まで)の所得を自分で計算・申告し、
納税するまでの一連の作業のことをいいます。
(Kazuya2078さんによる写真ACからの写真)
確定申告では収入と所得は別物と考えます。
所得、つまり収入から必要経費(住民税も含まれます)を引いて
残った額に対してかかってくる税金が『所得税』です。
会社に勤めていらっしゃる方は、会社側がこうした納税作業の代行をしてくれるので
基本的には個人での確定申告は必要ありません。
ただし、場合によっては会社勤めされている方、パート・アルバイトをされている方でも
個人で確定申告が必要な場合がありますのでご注意ください。
ダブルワークや副業をされている方なども、要注意です。
確定申告には、『全収入を合わせた金額』の申告が必要なのでお間違いなく!!
さて、税金を納めるうえで覚えておきたいのは『雑所得38万円』・『雑所得33万円』というワードです。
38万円は『所得税』の計算に用いる基礎控除額で、
33万円は『住民税』の計算に用いる基礎控除額のことです。
これは、1年間で38万円以上の所得があると「所得税」の課税対象、
33万円以上で「住民税」の課税対象になりますということです。
また「扶養控除内で働きたいから年収103万以内に抑えたい」というお話聞いたことありませんか?
税金の壁と言われるひとつが103万円です。
これは、あくまでも目安ですが所得税の発生する境界が103万円です。
ただし、103万を超えたら必ずしも所得税がかかってくるというわけではありません。
この辺も少し、複雑ですね。
(acworksさんによる写真ACからの写真)
さて、次はママ職でお仕事をされているみなさんも、
確定申告が必要なのかどうかというところに焦点を当てたいと思います。
ママ職でお仕事をされている皆さんは、個人事業主(フリーランス)という扱いです。
個人事業主の所得税の計算式は
所得(収入-経費)-各種控除(基礎控除(38万円(一律)含む)=課税所得金額
課税所得金額 × 税率 − 控除額 = 所得税額
と、なります。
ただし、2020年には税制が改正され、基礎控除額が38万円から48万円に引き上げられます。
2020年1月~2020年12月分の確定申告については、上記の計算式が変わるので気を付けてくださいね!
つまり、どういうこと?と感じると思いますが
簡潔に言えば
●事業所得が38万円以下の時
●事業所得が赤字の時
は、個人事業主は確定申告をしなくてもいい場合がある、ということです。
ただ、確定申告の義務が発生しない場合でも仕事に関わった領収書などは取っておき、
できれば帳簿などもつけておいたほうが良いですね。
(toyaさんによる写真ACからの写真)
確定申告は、税金に関わることなので難しいと思う部分もあると思います。
ですが、納税は国民の義務ですので、早めに準備して慌てずに確定申告を済ませられると良いですね。
最寄りの税務署に行くと確定申告について相談にのってくださったり
書類の書き方なども丁寧に教えてくれますので、是非一度行ってみることをお勧めします。
(soraraさんによる写真ACからの写真)
また、ママ職で以前に税理士さんをお招きして税金セミナーを行ったことがあります。
わかりやすく説明してくださっている様子がYouTubeで見ることができますので、
参考としてよろしければこちらもご覧くださいね。
★ママ職税金セミナーYouTubeはこちら