えっ?!こんな名前も?昔の人の面白名付け

みなさん、こんにちは!


今年は梅雨入りがはやく、


すでにジメジメした天気が続いていますね。


必要な季節とはいえ、雨が続いたり大量に降ったりすると


災害の危険も増しますので、気を付けて過ごしていきたいですね。



さて突然ですが、みなさんの名前の由来は何ですか?


またお子さんの名付けは苦労しましたか?


筆者は、子どもの名付けをするときがやはり大変でした。


特に下の子の場合は、上の子の友達などとも


かぶらないよう気を付けました。




とはいえ、どの子の名前も親が一生懸命考えた名前です。


そこに様々な願いが込められていると思います。


ところが、名前によっては、『キラキラネーム』や


『シワシワネーム』などと言われてしまい


名付けるのも一苦労、という感じです。


ですがそうした、周りの人が驚くような名前というのは


今に始まったことではないのです。


昔の人もなかなか面白い名付けをしていました。


今回はそんな、昔の人たちが名付けた


面白い名前を見ていきたいと思います。



●実は面白い名前だった!戦国武将たち


戦国時代は、幼少期と大人になってからの名前が違いました。


大人になってからの名前は、主君から賜ったり


出世や、出家などで名前を都度変えていたりしましたよね。


例えば、豊臣秀吉は


木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉と名前が変わっています。


そんな秀吉の幼名は日吉丸です。


ところが、秀吉は実子に


『棄(すて)』『拾(ひろい)』という幼名を付けています。


またその主君、織田信長も我が子の名付けがユニークな人でした。


『奇妙(きみょう)』『茶筅(ちゃせん)』『人(ひと)』など


それって名前?!と思うような幼名ですよね。



実は、当時のこのような変な名前というのは理由があって


一説では昔は無事に出産できないことや、


生まれてきても亡くなる子が多かったりしました。


そのため、少しでも成長してもらうために


鬼や悪霊が嫌う悪臭を放つ『糞』『尿』などを名前に入れたり


変な名前を付けて、そうしたものに連れていかれないように、


という願いが込められていたのだそうです。


前述した、豊臣秀吉の子の名前も『捨て子は良く育つ』という


民間信仰から取られた幼名だそうです。


それでも、棄(のちの鶴丸)は3歳で亡くなってしまっているので


子どもが無事に育つ、というのは


最大の願いだったのではないでしょうか。



●文豪ならでは?!センス抜群名付け!


明治・大正代の文豪、森鴎外。


彼の子どもたちは、ユニークな名前として知られており、それぞれ


『於菟(おと)』 『茉莉(まり)』


『杏奴(あんぬ)』 『不律(ふりつ)』 『類(るい)』


という名前を付けています。


今でこそ、そんなにおかしくない名前じゃない?


という名付けもありますが、当時は不思議がられたようです。


ですが、この名前にはきちんと理由があって


自身の留学経験から、英語圏でも通用しやすい名前を…


ということで付けられたそうです。


ちなみに、孫の名前にもそれは引き継がれていて、


『真章(まくす、Max)』 『富(とむ、Tom)』


『礼於(れお、Leo)』 『樊須(はんす、Hans)』 


『常治(じょうじ、George)』 『爵(じゃく、Jacques)』 


『亨(とおる、Thor)』 『五百(いお、Io)』


だそうですよ。


ここまで徹底していると、すごいですよね!



また、与謝野晶子も子どもの名前はユニークです。


6男6女に恵まれたそうですが、


長男『光(ひかる)』 次男『秀(しげる)』


長女『八峰(やつを)』 次女『七瀬(ななせ)』


三男『麟(りん)』 三女『佐保子(さほこ)』


四女 『宇智子(うじこ)』 四男『アウギュスト』


五女『エレンヌ』 五男『健(たかし)』


六男『寸(そん)』 六女『藤子(ふじこ)』でした。


今では普通というイメージの名前から、カタカナ名まで様々ですね!


長女と次女の名前は、前述した森鴎外の歌から取られていますし


四男と五女は、欧州の影響を受けているそうですよ。



●一般人でも?!驚きの面白名付け


有名人のお子さんばかりではありません。


一般人でもユニークな名前の人はたくさんいました。


現代では、名前に使える漢字や記号・符号が決められているのは


ご存知のことと思います。


名前に使われる記号や符号で言えば、


「々」「ゝ」「ゞ」という繰り返しをあらわすものと、


ジョージ、メアリーなどの「―」というものだけだそうです。



ところが、1930年に符号などを名前に使うことが禁じられる前は


『凸(たかし)』 『○(まどか)』 『×(おさむ)』


『丶(しるす)』 『卍(まんじ)』 さんといった方が


実際にいらっしゃったそうです!


記号だけではありません。


昭和初期ごろにかけては、


『紅玉子(るびこ)』 『元素(はじめ)』 


といった、名前の方も実際にいらっしゃいました。



ちなみに、最近では少ないですが


女の子の名前によく使われる『子』という字。


これは、元々皇室の方に使われており、


『様』に近い尊称のため


一般人には使われていなかったそうです。


それが、『子』がついていない人にも『子』をつけて呼ぶことで


丁寧、礼儀正しい、といった意味合いになり


名前の定番になっていったそうですよ!



いかがでしたか?


どの時代にも、


えっ?!と思うような名前があったことには驚きました。


ですがどんな名前でも、


子どもへの願いが込められていたことに間違いはありません。


すんなりと読める名前というのも、


現代社会に出る上で大切かもしれませんが


この名前にはどんな願いが込められているのかな?と


親御さんの想いを考えてみるのも良いかもしれませんね。



【参考】


『キラキラネームの大研究』 (Amazon)(新潮社)


『キラキラネームから見た日本人の命名文化の変化』 (金沢大学学術情報リポジトリ)


名前ランキング (明治安田生命)

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