人生が変わる絵本『あなたが世界を変える日』
皆さん、こんにちは。ママ職代表山﨑恵です。
昨日はバレンタインデーでしたね!皆さんはお子様や旦那様にプレゼントなどされましたか?
最近では友チョコから発展し、男子同士でもお菓子の交換をするとか。
日本のバレンタインデーはどうなっていくのか、ちょっと面白い気持ちでおります。
また心なしか息子がソワソワし出して
「そういえば昔は、男子も女子もこの時期はソワソワしていたなぁ~」なんて思い出す今日この頃です。
さて、今日は一冊の絵本をご紹介します。
『あなたが世界を変える日』
セヴァン・カリス=スズキ著(学陽書房)
私は、20歳の時にこの絵本に出会いました。
この絵本の冒頭
『今日の私の話にはウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけが違うんですから。』
という、文章があります。
なんとこの絵本は、大人を一蹴するところから始まるのです。
そして何より、私が一番感銘を受けたのは「あとがき」。
このあとがきを読んだ時、ドキドキして震えが止まらなかったのを今でも覚えています。
あとがきには、彼女が環境サミットで話すことになった経緯が書かれています。
1992年の6月11日、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで、国連の地球環境サミットが開かれました。
当時12歳だったカナダ人で日系4世、セヴァン・カリス・スズキという少女が子供代表としてスピーチをしました。
彼女は元々サミットで話す予定ではありませんでした。でも、世界を変えるために、なんのあてもないのに動き出すのです。
一緒にやってくれる仲間を集め、カナダからブラジルまで行く旅費も子供たちで稼ぎ、リオに到着後、街頭演説を毎日毎日していました。
そうしたら、帰らなければいけない最終日に奇跡的にお声がかかったのです。
たった6分間という短いものでしたが、このスピーチが終わった時には世界各国から集まっていた会場の大人たち全員が涙しながら
スタンディングオベーションをし、今や「伝説のスピーチ」と呼ばれるものになっています。
私が20歳でこれを読んだ時に、
「ホントに何もできないちっぽけな私にも、世界を変えることはできるのかもしれない」
と、涙が出そうになるぐらいたくさんの勇気をこの絵本からもらいました。
最近、久しぶりにこの絵本を手にとって読んでみて驚きました。
私はこの絵本の世界を目指しているのだと。
彼女のように世界を変えられる人になりたいと、背中を追っているのだと。
そして今、不思議なことにこの環境サミットで決められたものが進化したSDGsを企業に浸透させる活動に関わっています。
また、彼女のような世界を変える子どもたちを輩出する国連少年少女派遣プロジェクトにも関わっています。
運命だなと心から思います。
みんな世界を変えることはできる。
これからも仲間と手を繋いで世界を変えていこう。
と、改めて強く思いました。
この本はビジネス世界にいるものとしても、親としても様々なことを考えさせられます。
是非、機会がありましたら読んでみてほしいおススメの一冊です。
次の動画は実際にセヴァン・カリス・スズキが行った『リオの伝説のスピーチ』映像です。
当時12歳の少女がこれだけのことを考え、真剣にスピーチする様子は現在見ても心に響いてくるものがあります。
スピーチには翻訳がついていますので、ぜひご覧になってみて下さいね。
https://youtu.be/N0GsScywvx0