18歳成人で何が変わるの?
みなさん、こんにちは!
冬季オリンピックが始まりましたね。
コロナ禍で心配なところはありますが、
やはり世界一流のアスリート達の活躍は楽しみですよね!
時差も1時間ほどなので見やすいのも嬉しいですよね。
テレビの前からたくさん応援しましょう♪
話は変わりますが、先月成人式がありましたね。
成人を迎えたみなさん、おめでとうございます!
ところで、『成人の年齢が18歳へ引き下がる』
というのはご存知でしたでしょうか?
最近では、若者に人気の漫画
『東京卍リベンジャーズ』のキャラを使ったCMが放映されていたので
知っているという方も多いかもしれませんね。
そこで、今回のママ職ブログでは
『18歳成人』にスポットを当ててみたいと思います!
●大人=20歳は当たり前?
私たちは大人と言えば20歳と思っていますが
そもそも、なんで『20歳で大人』なのでしょうか?
実は、20歳=大人というのは明治時代に決められたのです。
それ以前の日本では15歳頃が一般的でした。
成人という概念は奈良時代頃からあり
『元服』や『裳着』と言われ、大人の衣服を身に着ける儀式を経て
大人として扱われるようになっていました。
その後、明治維新により
当時の西欧諸国を参考に成人年齢が決められました。
それが、20~22歳といった20代前半が多かったため
日本も20歳と制定されたと言われています。
ただ、現代では世界の成人年齢も変わってきており
お隣韓国は2013年7月から19歳に引き下がりました。
アメリカは州によって違いますが18~21歳です。
世界全体で見てみると、18歳が成人とされている国が多いのです。
●いつから18歳成人になるの?
それでは、いったいいつから18歳成人になるのでしょうか。
民法が変更されるのは今年、2022年4月です。
法務省のサイトでは
『2022年4月1日の時点で、18歳以上20歳未満の方
(2002年4月2日生まれから2004年4月1日生まれまでの方)は、
その日に成年に達することになります。
2004年4月2日生まれ以降の方は、
18歳の誕生日に成年に達することになります。』
と記載されています。
つまり
2002年4月1日以前に生まれた人
→20歳の誕生日に成人(以前と同じ)。
2002年4月2日~2003年4月1日生まれの人
→2022年4月1日(民法改正次第)19歳で成人。
2003年4月2日~2004年4月1日生まれの人
→2022年4月1日(民法改正次第)18歳で成人。
2004年4月2日以降生まれの人
→ 18歳の誕生日になり次第成人。
ということになります。
●18歳成人で出来ること・出来ないこと
今まで、20歳で成人になると選挙権が与えられたり
お酒やたばこもOKになっていましたよね。
では、18歳成人でも同じようになるのでしょうか?
出来ること、出来ないことをまとめてみました。
<出来ること>
★親の同意を得ずに契約することができる
(携帯電話・賃貸契約・クレジットカードの作成・ローンを組むなど)
★10年有効パスポートの取得
★国家資格に基づく職業に就くことができる
(ただし、資格試験への合格等が必要)
★結婚可能年齢が男女ともに18歳
★性同一性障害の性別変更審判が受けられる
<出来ないこと>
★飲酒
★喫煙
★公営競技の参加
(競馬、競輪、オートレース、モーターボート競走などの券を買うこと)
★養子を迎える
★大型・中型自動車運転免許の取得
(普通自動車運転免許は現在同様18歳から取得可能)
飲酒や喫煙は、二十歳になってからというのは
今までと変わりませんので気を付けてくださいね!
ちなみに、選挙権はすでに2016年から18歳に引き下げられています。
いかがでしたか?
ここ数年で、色々なことが変わり
特に対象のお子さんたちや
その保護者の方たちは混乱することも多いかと思います。
成人年齢が引き下がることで、出来ることは増えますが
責任とはどういうことか
契約をするというのはどういうことかというようなことを、
これを機会にしっかりと親子で話し合っておくのが良いですね。
【参考】
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