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「もったいない」をレスキューする!フードシェアリングでお得に美味しく♪

みなさん、こんにちは!

暖冬と言われている今シーズンですが、地域によっては大雪なども降り

寒暖の差が激しい印象がありますね。

インフルエンザに罹った、と言う話も身近で聞く機会が増えてきたように思います。

また花粉も飛び始めてくる頃なので、花粉症の方にとっても辛い季節に入りつつあります。

家族みんなで様々な予防をして、

元気いっぱいこの時期を乗り切れていけるようにしたいですね。

さて、今回ご紹介するのは『フードシェアリング』です。

ですが、フードシェアリングについて詳しくお話しする前に、

日本の食事情についてちょっとお話したいと思います。

現在、日本には沢山の食品があふれています。

ずいぶん前から日本は飽食の時代とも言われ、街を少し歩くだけでも飲食店・コンビニなど、

食品を扱うお店を多々見ることができます。

そうして、手軽に食品が手に入る一方、廃棄されている食品も沢山あるのです。

農林水産省及び環境省の平成27年度推計によると、

日本では年間2,842万トンの食品廃棄物等が出されているのだそうです。

このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」と呼ばれる

廃棄棄食品の量は646万トンなのだそうです。

量が多すぎてピンとこないですが、食品ロスを国民一人当たりに換算すると

「お茶腕約1杯分(約139g)の食べもの」が毎日捨てられていることになるのです。

お茶碗いっぱいくらいなら、たいしたことないじゃないと思いますか?

ところが、これを世界に目を向けてみてみましょう。

日本人が年間廃棄している食品の量は、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた

世界の食糧援助量(平成26年で年間約320万トン)の約2倍に相当するのだそうです。

これには驚きますよね。

日本だけではなく、この問題は国際目標となっています。

ママ職ブログでも度々取り上げているSDGs。(ママ職ブログ「世界を変える子どもたち」参照)

その目 標12「持続可能な消費と生産」(つかう責任・つくる責任)の一環であり、

日本政府が掲げるSDGs実施方針の優先課題としても食品ロス削減が

位置づけられているのです。

※SDGsについて(外務省HPはこちら

※食品ロスについて(消費者庁HPはこちら

それでは、私たちにできる食品ロス削減とは何でしょうか。

ここで一つの方法として、最初にお話しした「フードシェアリング」があるのです。

フードシェアリングとは、お店側が閉店時間や賞味期限などの関係で、

廃棄せざるを得ない食品を正規の値段より安く、私たち消費者に提供するというサービスです。

例えば、飲食店では今日出る料理の予想をして材料を準備します。

でも突然の悪天候や、予約のキャンセルなどで準備していた材料が

無駄になってしまうことがありますよね。

それらの食材や料理を、無駄にせず、必要な人へ渡すのがフードシェアリング

ということになります。

現在、そんなフードシェアリングが簡単にできるようなサイトやアプリも出てきました。

今回はそのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

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TABETE(タベテ)

飲食・小売店が今日余りそうな料理などを掲載、

受け取りに来てほしい時間も合わせて掲載されます。

ユーザーはそれを見て、欲しいものを注文・web上でクレジットカード決済し

注文が完了すれば、指定された時間にお店に商品を受け取りに行くシステムです。

現在、東京・埼玉・神奈川限定ですが、これから少しずつ拡大していくと思われます。

仕事場の近くにあるとか、帰り道に寄れるなどでランチや夕飯を手軽に購入できそうですね。

Otameshi(オタメシ)

賞味期限が近い・パッケージがかわってしまった、などの理由で

メーカーが抱えている在庫というものがあります。

それをそのままにしておくと、メーカーは廃棄せざるを得なくなってしまいます。

そんな在庫を格安で手に入れることができます。

さらにその売上金の一部(購入金額に含む)は、社会活動団体へ寄付するのです。

寄付先は利用者が選べるので、お得に購入しつつ社会貢献も出来ちゃう

優れもののサイトです。

Reduce GO(リデュースゴー)

こちらのアプリは月額1980円で、毎日2回まで注文可能という使いやすさ!

飲食店や小売店での余剰品が、どこのお店にどれだけあるのか、

より多くの在庫があるところは上位に表示されるなどの見やすさも嬉しいところです。

利用料金の2%が社会活動団体へ寄付されるので、

美味しく頂きつつ社会貢献ができるのも特徴のひとつです。

こちらもまだまだ登録しているお店は少ないですが、

将来的には全国展開も視野に入れられているそうです。

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最後に、今まではお店からの余剰品を私たちが買い取る形でしたが

我が家にある余剰品を寄付することの出来る「フードバンク」という活動をしている

NPO法人をご紹介したいと思います。

フードバンク多摩や無料スーパーといったかたちで、

フードロスを社会貢献として還元している団体です。

会社や家庭での余剰品を集め、ひとり親家庭や病気などで買い物ができない人へ

配ったりしています。

ご興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

いかがでしたか?

かつて、日本人が持っていた「もったいない」の気持ち。

物を大切にする、食べ物を大切にする。当たり前のことかもしれません。

ですが、現代の豊かになった私たちにかけてしまっていたものでもあると思うのです。

私たちが少し、見直してみるだけで

世界の多くの子ども達が笑顔になれるのかもしれないのです。

1人でも多くの子ども達が、笑顔で過ごせるような世界をつくるための一歩になれたら

嬉しいですね。

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