豆まきだけじゃない!節分ってなに?
みなさん、こんにちは!
年が明けた~!と思ったらスーパーでは『恵方巻』の文字。
ええ?!もうそんな時期なの~?!と驚く今日この頃です。
そう、2月に入ればすぐ節分ですよね!
そこで、今回はちょっと面白い視点から、節分を見ていきたいと思います。
ちなみに節分の由来や楽しみ方は
以前のママ職ブログに詳しく書いてありますので
ぜひ、ご覧になってみてください!
●意外と奥が深い?!豆まき
節分、と言えばイコール豆まきというくらい有名です。
幼稚園や保育園などでも豆まきを楽しむことが多いですね。
鬼を祓うのに豆をまきますが、ではなぜ『炒った豆』をまくのでしょうか?
豆をまく、というのは中国からの風習によるものだそうです。
豆=魔滅(まめ)に通じるということで、無病息災を願う意味があります。
豆を鬼の目(魔目)にぶつけることで魔を滅する(魔滅)
という意味合いもあるのだとか。
ただ、室町時代後期に書かれた『御伽草子』の中には
豆まきに関しての素敵なお話も伝えられています。
ここでは長くなってしまうので割愛しますが、
興味がある方はぜひ、調べてみてくださいね!
次に、なぜ『炒った豆』をまくのかです。
そもそも、豆(大豆)というのは五穀という
神や精霊が宿る穀物のひとつに数えられます。
『五穀豊穣』なんて言葉を聞きますよね。
そんな神事にも使われる穀物のひとつであるので豆を使うのだそうです。
そして、生の豆はそのままにしておくと芽が生えてきてしまいますよね。
そう、『魔芽』になってしまうのです!
そうなると縁起が悪いということで、芽が出ないよう炒って使うのです。
『魔目を射る』=『豆を炒る』というのにもかかっているので
ちゃんと『炒った豆』を使って鬼退治をしてくださいね。
●豆まきだけじゃない!鬼を祓う方法とは?
鬼の祓い方は、豆まきだけではありません。
イワシの頭を焼いたものに
ヒイラギの葉付き小枝を刺したものを玄関に飾っておくという
『柊鰯』や『やいかがし』と呼ばれている風習です。
何でも鬼はイワシの頭を焼いたにおいが大嫌いなのだそう。
一説によると豆より嫌いらしいですよ。
さらに、うっかり近付いてきてもヒイラギの棘が刺さるので
鬼は逃げ帰ってしまうのだそうです。
四国の一部地域で今も行われているのが
『四辻(交差点)に物を落としてくる』というもの。
元々、江戸時代頃に行われていた風習で
使用済みのふんどしを、誰にも見られないよう
四辻に落として厄も落としてくるというものです。
現代では、厄年の人が靴などの履物と
歳の数と同じだけの豆を四辻にひっそりと置いてくるのだそうです。
そして、その靴は誰かに踏まれれば踏まれるほど
持ち主の厄を落としてくれる、ということから
あえて道路の真ん中に置く人もいるそうですよ!
ちなみに、節分で食べられている恵方巻ですが
こちらは『厄を祓う』というより
吉を呼び込む、福を巻き込むという意味で食べられています。
●豆まきしなくてもいい最強な人?!
世の中には、豆まきをしなくても良いと言われている
最強の人達がいることをご存知でしょうか?
それは『ワタナベ』さんと『サカタ』さん!
私の身近にもいる!
もしくは、うちがそうだけど?!
という方も多いのではないでしょうか。
ではなぜ、『ワタナベ』さん・『サカタ』さんは
豆まきをしなくても良いと言われているのでしょうか?
実は、両者とも鬼退治をしたとされている人物の苗字だからです。
『ワタナベ』さんは、平安時代の武将 渡辺綱(わたなべのつな)。
鬼の腕を切り落としたことで有名です。
『サカタ』さんは、同じく平安時代の武将 坂田金時(さかたのきんとき)。
『金太郎』のモデルになった武将です。
前述した渡辺綱と共に、酒呑童子という鬼を退治したことでも有名です。
このことから、『ワタナベ』『サカタ』と聞くと
鬼が恐れをなして逃げてしまうらしいですよ。
もちろん、豆まきをしてはいけないではないので
『ワタナベ』さんも『サカタ』さんも節分を楽しんでみてください!
いかがでしたか?
今までなんとなく節分を過ごしていましたが
実は歴史あり、物語ありの奥が深いものなのです。
今回ご紹介したのはほんの一部ですが、
それぞれに意味があって面白いですよね。
今年の節分は、ぜひそうした『豆』知識と共に楽しんでみてくださいね!
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