top of page

『梅干し』のパワーがすごい?!日本古来のスーパーフードに迫る!

みなさん、こんにちは!


気が付けばもう”梅”の季節。


スーパーなどでは、梅干しや梅酒用の梅や保存瓶などのアイテムが


たくさん並んでいるのをよく目にするようになりました。


昔から、季節の行事として日本人の暮らしに根付いてきた「梅仕事」。


今の時期ならではの醍醐味を、目で、香りで、


存分に感じられるのが魅力ですよね!


家族みんなでわいわいと「梅仕事」にチャレンジするのも良いですね♪



ところで『梅干し』といえば、これからの季節


熱中症対策にも重宝しますが、


実は近年、”ジャパニーズスーパーフード”として


海外でも注目されているのです!


今回のママ職ブログでは、そんな『梅干し』の魅力や


知られざるパワーに迫りたいと思います!!



★『梅干し』のルーツは?


そもそも“梅”はスモモやアンズといった果実の仲間で、


バラ科アンズ属の植物(=果物)だということをご存知でしょうか?


その原産地は中国で、元来より梅の実が漢方薬として使われていたそう。


そしてそれが、7~9世紀ごろの遣唐使の往来によって、


梅の加工品が日本にもたらされたと考えられています。


ちなみに、『梅干し』が初めて文献に登場するのは平安時代で、


村上天皇が梅干しと昆布茶で病を治した、


という言い伝えが残っているのだとか。


戦国時代になると、傷の消毒や食中毒・伝染病の予防になるとして


陣中食にも使われるようになりました。


以降、江戸時代には一般家庭の食卓にも並ぶようになり、現代のような


「完熟した黄色い梅の実を塩漬けして天日で干し、さらに本漬けする」


という、酸味が強く塩辛い日本独自の作り方が確立されていったのだそう。


こんなにも昔から『梅干し』のパワーに気付き、


生活の中に取り入れてきた人々がいたということは、


確実な効果が期待できそうですね!




★1日1粒で医者いらず?!


そんな『梅干し』にはレモンの約5~6倍のクエン酸のほか、


ビタミン類やたんぱく質、カルシウム・鉄などのミネラル(無機質)、


「梅リグナン」と呼ばれるポリフェノールなども多く含まれています。


これらの成分による効能としては、次のようなことが期待されています。



・疲労回復、血栓や動脈硬化の抑制、腰痛や肩こりなどの緩和


クエン酸の働きにより、血中の糖をエネルギーに変え、


疲労の原因となる乳酸を分解します。


さらに、血管を収縮させるホルモンを調節し、


血液をサラサラにして流れを良くする効果があります。


・抗酸化作用、美肌効果、老化防止


梅干しに含まれるポリフェノールの1種「梅リグナン」には、


細胞組織の酸化を防ぐ作用があり、ガンや生活習慣病のほか、


インフルエンザなども抑制する働きがあると言われています。


また、肌のシミやしわの原因になる活性酸素の働きも抑えてくれます。


・食中毒の予防


梅干しには高い殺菌作用があるため、食中毒菌の増殖を抑制するほか、


胃腸内の病原菌を殺菌、繁殖を抑える効果もあると言われています。


・整腸作用


梅干しは、良好な腸内環境を保つために必要な善玉菌のエサとなる


「植物性乳酸菌」も豊富に含まれています。


また、悪玉菌を抑制する働きのあるアミノ酸の1種「カテキン酸」も


含まれており、乳酸菌との相乗効果でより高い整腸効果が期待できます。


・冷え性の解消や新陳代謝のアップ


梅干しを加熱することで「ムメフラール」という成分が生じ、


それにより血液の流動性が高まるということが、


近年の研究により明らかになりました。



…などなど。


この他にも、カルシウムの吸収率アップ(骨粗しょう症予防)、


肝機能アップ(二日酔いの解消)、免疫力アップ、


食欲増進、貧血予防、虫歯予防、鎮痛効果など、


『梅干し』にはここに書ききれないほどのたくさんの効能があります。


昔から「1日1粒で医者いらず」と言われてきたことにも頷けますね。




★効能を最大限に活かすには?


こんなにたくさんの効能、できれば最大限に活かしたいですよね!


次の2つのレシピのように、食べ方にちょっとした工夫を加えるだけで、


簡単に、効能を最大限に活かすことができますよ♪



【梅湯】


梅干しを加熱することで生じる「ムメフラール」の効果を


簡単に得ることができます。


(作り方)


マグカップに、種を取り除いた梅干し1粒と水(またはお湯)を入れ、


電子レンジでお好みの温度まで加熱したら、


梅干しをほぐしながらよくかき混ぜて完成です。


【梅干し×チーズ】


カルシウムの吸収率を高める梅干しと、乳製品を組み合わせることにより、


より多くのカルシウムを体に取り入れることが可能になります。


例えば、お肉・スライスチーズ・梅干し・シソを合わせて


海苔で巻いた「梅シソチーズ巻き」や、


細かく刻んだプロセスチーズと梅干をご飯に混ぜ込んで握った


「梅チーズおにぎり」などが簡単でおススメです!




いかがでしたでしょうか。


お子さんの中には「梅干しはすっぱくて苦手…」という子も


多いかと思いますが、スーパーなどでは「減塩」や「はちみつ漬け」など、


酸味を抑えた商品(=調味梅干し)もたくさんありますよね。


昔ながらのすっぱい梅干し(=原材料が、梅・シソ・塩のみ)と比べると、


効能が劣ることや添加物が入っていることなどのデメリットはありますが、


塩分が控えめで味のバリエーションが豊富なので、食べやすく飽きにくい、


というメリットもあります。


ぜひ、ご自身やご家族に合う梅干しを選んで、


美味しく楽しくお試しください!


また、これを機に、「自家製梅干し」にチャレンジするのもいいですね♪



≪参考≫




特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
bottom of page