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子どもの進路や夫婦関係も変化する?!人生100年時代についてもっと知ろう!

みなさん、こんにちは!


今日は二十四節気のひとつ、「芒種(ぼうしゅ)」です。


昔は、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃とされていました。


筆者の住む地域では今、水田の景色が広がっています。


水田が映し出すきれいな青空は、この時期ならではの貴重な景色。


みなさんもぜひ、期間限定の景色、探してみてください♪



さて、前々回のブログで「人生100年時代」についてお伝えしましたが、


実際に、今後の人生設計を考えるきっかけにしていただけたでしょうか?


今回のブログでは、「人生100年時代」の第二弾として、


私たちや子どもたちのライフスタイルは具体的にどう変化していくのか、


その変化に対応するためにはどんな準備が必要なのか…


などなど、もっと深いところまで探っていきたいと思います!



★新たなライフステージの誕生


以前ご紹介した書籍『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』では、


人生100年時代におけるマルチステージの中で、


次の3ステージが新たに生まれる、とされています。



●エクスプローラー(探究者)


人生に問いを持ち、人生の旅を通じて自分と世界を再発見するステージ。


●インディペンデント・プロデューサー


組織に雇われず、独立した立場で、


やりがいや人とのつながりに重きを置いた生産活動を実践するステージ。


自分で自分の「職」を生み出す人。


●ポートフォリオワーカー


企業勤務、副業・複業、NPOなど、異なる種類の活動を


同時に行うステージ。



例えば、子どもたちが高校や大学を卒業した後の進路に当てはめてみると


分かりやすいかもしれません。


これまで一般的には、卒業したらすぐに社会に出て就職する、


という選択肢しかなかったように思いますが、


これからは、卒業後、まずは日常生活から離れて旅したり、


新しい出会いを経験したりして、既存の価値観から抜け出し、


自分についての理解を深めていく期間(エクスプローラー)をもつ、


という選択肢も当たり前になっていきます。


この期間(エクスプローラー)で得た幅広い人的ネットワークは、


今後の人生において強力な基盤となります。


そして、この強力な基盤があるからこそ、


旅の中で見出した夢や目標のために起業したり


(インディペンデント・プロデューサー)、


これまでの経験や知識を活かして、生活のための仕事をする傍ら


NPO法人を立ち上げたり、地域参加したり、学び直しをしたり、


さらなる旅へ出かけたり(ポートフォリオワーカー)…


という選択肢へと広がっていきます。


こういった選択肢があることで、仕事・学び・遊びのバランスをとりつつ、


自分らしく柔軟に人生を組み立てていくことができるのです。


ちなみに、これらのステージはいずれも、年齢を問いません。


これから100年を生きていく子どもたちの人生設計において、


これらのステージが当たり前の選択肢となることはもちろんですが、


私たち自身がこれから実践することも可能なのです!


(bBearさんによる写真ACからの写真)


★新たなパートナー関係も!


また同書では、新しいライフステージの他に、


新たなパートナー関係についても紹介されています。


それが、「シーソーカップル」という関係性。


夫婦どちらかのキャリアが重要な局面に来た時には、


もう一方が家事や育児に注力し、次はその逆、その次はまた逆に…


といった具合に、まるでシーソーのように


夫婦がそれぞれ役割交代を繰り返すことで、


ともにキャリアと家庭を両立することができる、という考え方です。


例えば夫しか働いていない場合、転職や学び直しによる


キャリアアップなどもしづらく、人生の選択肢が狭くなりますし、


妻がずっと専業主婦というのは、経済的にも無理が出てきますよね。


そのため、夫婦それぞれがキャリアを持ち、その時の状況に合わせて


役割を変えながら生きていくのです。


この関係性は、これまでの「共働き世帯」の概念ともまた少し違っていて、


いわば「共働き世帯」と「専業主婦(主夫)世帯」の


いいとこ取りをしたような関係性ですね。


この他にも、核家族世帯が減って四世代同居も当たり前になっていくなど、


これからは家族の形態も多様化してくることが予想されています。


今の子どもたちは、未来のパートナーシップや家族のあり方についても、


早いうちからよく考えておくべきなのかもしれません。


(小太郎wanさんによる写真ACからの写真)


★劇的な変化に対応するために


これまでの100年間と同じように、これからの100年間でもきっと、


私たちの想像を絶する変化が待ち受けています。


そうした数々の変化に対応しながら長い人生を生き抜いていくためには、


現金や金融商品、マイホームなどの「有形資産」はもちろん大切ですが、


それ以上に「無形資産」というものが重要なのだそうです。


『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』では、「無形資産」として


次の3つが紹介されています。



1.生産性資産(主に仕事に役立つ知識やスキル)


2.活力資産(健康や良好な人間関係のこと)


3.変身資産(変化に応じて自分を変えていく力)



これらはいずれも、目には見えず、換金もできない資産ですが、


「よい人生」を送るうえで価値があるだけでなく、


有形資産の形成を後押しするという点でも、とても重要な資産になります。


しかし、どれも一朝一夕に得られるものではないですよね。


つまり、“学ぶ姿勢”や、“自分を変える意識”を持ち続けたり、


友人とまめに連絡を取ったり、健康のために投資したり…などなど、


日々の生活の中で、これらのことを常に意識して生活することが、


無形資産形成のためのカギとなってくるのです。


もちろん、今からでも遅くありません!


子どもたちだけでなく私たちも、無形資産の形成を目指しましょう!


(78designさんによる写真ACからの写真)


いかがでしたでしょうか。


今回ご紹介した“変化”の他、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』では


人生100年時代に起こりうる様々な“変化”が予測されています。


また、同書は漫画版(『まんがでわかる LIFE SHIFT』)も


出版されています。


こちらは、小学校高学年の子ぐらいから分かるような


内容になっていますので、ぜひお子さんと一緒にご覧いただき、


今後の人生設計の参考にされてみてはいかがでしょうか?



≪参考≫



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