それ、大丈夫?『食中毒』は意外なところに潜んでる!
みなさん、こんにちは!
真っ白な入道雲が、青空に映える季節となりましたね。
連日、うだるような暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
(クッキーズさんによる写真ACからの写真)
暑さに負けない体づくりのためにも、
毎日の快眠快食を心がけたいところです。
けれど、高温多湿なこの時期、
特に食事の面で注意しなければならないのが、『食中毒』です。
せっかくの夏バテ防止メニューで『食中毒』になってしまった、
なんてことがあったら、元も子もありませんよね。
そこで今回のママ職ブログでは、
『食中毒』についてピックアップしてみたいと思います!
★「付けない、増やさない、やっつける」
この食中毒予防の3原則、
みなさんも一度は見聞きしたことがあるかと思います。
買い物~保存~下準備~調理~食事~残り物の取り扱いに至るまで、
食事に関するすべての工程において、
しっかり頭に入れておくべき内容になります。
下記サイトでは、この3原則にのっとった食中毒を防ぐポイントが
具体的に紹介されていますので、ぜひ一度ご覧になり、
普段みなさんが取り組んでいる食中毒対策を振り返ってみてください。
しっかり取り組めているところや、意識が足りなかったところ等、
様々あると思いますが、これらのポイントをしっかりできていても、
思わぬところからやってくるのが『食中毒』です。
ここからは、これまでに実際に起きた『食中毒』の事例を、
いくつかご紹介したいと思います。
どれも意外なところに潜んでいた事例ですのでぜひご一読いただき、
これからの食中毒予防にお役立てください!
(ひつじ07さんによる写真ACからの写真)
★完璧な洗浄・消毒をしたはずなのに…?!
2011年、ある集団給食施設で364人の集団食中毒が発生しました。
原因は、サルモネラに汚染された泡立て器を調理に使用したことでした。
この泡立て器は食中毒発生の3日前、卵を泡立てるのに使い、
その日のうちに食器洗浄機で洗浄後、
紫外線消毒器で殺菌され、保管されていました。
しかし、構造が複雑な泡立て器であるがゆえ、
わずかに残った卵液の中にサルモネラが生残し、
紫外線消毒器でも殺菌されずに増殖を続けた結果、
泡立て器が汚染されたと考えられています。
生卵を使用した器具は、用心に用心を重ねて十分に洗浄・消毒し、
二次汚染に気を付けなければいけません。
(マロンマロンさんによる写真ACからの写真)
★夏には欠かせないスポーツ飲料で?!
2010年、スポーツ飲料を飲んだ直後にめまい・吐き気等の
中毒症状を呈する事例がありました。
原因は、内部が破損した保温水筒を使用していたことでした。
内部が破損した保温水筒に
スポーツ飲料を入れて長時間置いたことにより、
水筒の内部破損部分から、通常は飲料に接しない二重構造の内側に
酸性のスポーツ飲料がしみ込み、
保温構造に使われている銅が溶出したとみられています。
保温水筒に限らず金属の鍋などでも、酸性物質が長時間ついていると
金属が溶出しやすくなるため気を付ける必要があります。
(nmprさんによる写真ACからの写真)
★洗剤の詰め替えが原因に?!
2012年、ある施設で天ぷらを食べた数名が、
苦味・のどの痛み・発赤などの症状が出て、
病院を受診する事例がありました。
原因は、天つゆへの界面活性剤の混入によるものでした。
後にこの施設では、ラベルをはがしたみりんの空き容器に、
洗剤を詰め替えて使っていたものを、
みりんと間違えて天つゆに使用していたことが判明しました。
調味料と洗剤は、使用用途から考えた場合、保管場所は異なるはずです。
このような事故が起きないように、
日頃から整理整頓を心がける必要がありますね。
(snagisasさんによる写真ACからの写真)
いかがでしたでしょうか?
前述した事例の他にも、ハエが腸管出血性大腸菌O157を
運搬することが証明されていますし、
雑菌の多い冷蔵庫の取っ手を介し、手指が病原菌で汚染され、
手指から料理した食品へ、病原菌汚染が起こることもあります。
最悪の場合、命に関わることになる『食中毒』。
ぜひ油断はせずに、正しい知識を身につけた上で、
ほんの少しの注意を継続し、『食中毒』から大切な人を守りましょう!
今回筆者が参考にさせていただいた下記の書籍は、
写真や絵、フリガナ付きのものが多く、
お子さんと一緒に学ぶこともできますので、
ぜひ一度、お手に取ってみてください♪
≪参考≫
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