みんなはどうしてる?もらった『お年玉』のその後
みなさん、こんにちは!
12月も中旬を過ぎると、年末年始に向けての準備が大詰めを迎え、
そろそろ疲れもたまってくる頃だと思います。
今週22日は“冬至”ですので、ゆず湯にゆっくり浸かって疲れを取り、
元気に新年を迎えられるように、あと一息、頑張りましょう!!

(ゆめいろにじいろさんによる写真ACからの写真)
さて、年末年始の準備と言えば、
大掃除に年賀状、おせち作りなど様々ありますが、
『お年玉』の準備もそのうちのひとつ。
金額を考えて、ポチ袋を選んで、新札を準備して…案外手間がかかります。
そんな『お年玉』を、毎年我が子たちもいただいているわけなのですが、
みなさんは、『お年玉』をもらった後、どう管理していますか?
親が預かるのか、子どもに任せるのか、何に使うのか…
どんな方法が子どものためになるのか気になるけれど、
こういうことって他人にはなかなか聞けませんよね。
そこで今回のママ職ブログでは、もらった『お年玉』のその後に注目し、
いろいろな管理方法や使い道を探ってみたいと思います!!
★昔は現金ではなかった?!
そもそも、現在のような『お年玉』は、いつ頃からの風習なのでしょうか?
これには諸説あるようですが、もともとは、
お正月に歳神(としがみ)様をお迎えするためにお供えしていた鏡餅を、
歳神様が帰られるタイミング(松の明け)に
家長から家族や奉公人へ分け与え、一年を無事に過ごせるように
祈ったことがはじまり、という説が最も有力なようです。
また、このときに分け与えられた鏡餅には、歳神様の霊魂が
宿っているとされ、それを“お下がり”としていただくことから、
「御歳魂(おとしだま)」と言われていたのだとか。
そして昭和30年代以降になると、日本の経済の成長とともに
農村社会が解体され、それぞれの家庭で稲や餅を作らなくなり、
その代わりに現代のように現金を渡すのが一般的になったそう。
そして今度は、現金ではなくキャッシュレスで渡すのが一般的になる時代も
そう遠からずやってくるかもしれませんね。
ちなみに、毎月のお小遣いは既にキャッシュレス化が進んでいるようです!
《参考:ママ職ブログ『今時の子ども事情 お小遣いもキャッシュレス?!』》

(sakuranoomiseさんによる写真ACからの写真)
★気になる!『お年玉』のその後は?
では、ここからが本題です。
我が子たちがもらった『お年玉』をどうしているのか、
ある調査によると、次のような結果になりました。
①34%…親が預かって全額貯金する
②32%…親が預かり、一部を貯金、一部を子どもの小遣いにする
③24%…子どもに全て任せ、全額管理させる
④10%…その他
(※調査期間:2021年12月28日~2022年1月4日)
やはり、子どもにとっては大金だからと、親が預かって貯金するケースが
合わせて6割超と多くなっています。
なお、全額か一部かの違いはありますが、
預かった後に貯金する目的として多かったのが、
将来の教育資金や結婚資金など、
ゆくゆくは子どもに使ってもらうための貯金でした。
次に多かった、子どもに全額管理を任せるケースでは、
・金銭感覚を身につけさせたい
・無駄遣いも学びになる
という理由が多く挙げられたようです。
また、「その他」の回答の中には、
・全て親が預かるが貯金はせず、子どもに必要なモノの購入に充てる
・毎月のお小遣いのかわりに、お年玉を一括「お小遣い年俸制」とする
といった内容もありました。
さらに、お年玉は子どもたちが自由に使うということを
祖父母にあらかじめ話しておいて、
「お年玉の金額は、子どもが欲しがっているものを買える程度で」と
協力を依頼している、というケースもありました。
ちなみに、このケースの場合、祖父母以外からのお年玉は、
子ども名義の通帳などに貯金しているのだそう。
各ご家庭の経済事情や考え方によって、みなさんがいろいろな工夫を
されていることがうかがえますね。

(ちひろともさんによる写真ACからの写真)
★使い道も変化する時代へ
ところで、みなさんが子どもの頃、もらったお年玉は
何に使っていましたか?
一番多い使い道としては、やはり今も昔も変わらず“貯金”のようですが、
近年では、「ジュニアNISA」などの投資信託や、株を購入して運用する、
という家庭も増えてきているのだそう。
今年度から高校で金融教育が始まったこともあり、
今後はこうした使い道も当たり前になるのかもしれませんね。
《参考:ママ職ブログ『高校で金融や投資を学ぶ時代が来た?!』》
また、お菓子におもちゃにゲームソフト、マンガ本などの購入も
定番だったかと思いますが、近年ではなんと、
オンラインゲームなどのガチャや課金に使ってしまうケースも
増えてきているのだとか。
このように、一昔前までは考えられなかったような使い道が増えた分、
今の子どもたちには、しっかりとした金銭感覚を
身につけてもらいたいものです。
そのためにはまず、親である私たちが、
お手本となるようなお金の使い方をしなければなりません(汗)

(ちゃちゃどんさんによる写真ACからの写真)
いかがでしたでしょうか。
今まで何となく、当たり前のように繰り返してきた『お年玉』ですが、
その後の管理方法や使い道によっては、それが
子どもたちの将来の金銭感覚を作る“土台”となり得るかもしれませんね。
もうすぐ始まる冬休みやお正月休みは、
お子さんとじっくり話す絶好のチャンスです!
『お年玉』を通して、お金の大切さや向き合い方について、
ぜひ親子で一緒に考えてみませんか?
≪参考≫
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